「i-新聞記者ドキュメント-」

i-新聞記者ドキュメント-」観てきました。

東京新聞の望月記者のドキュメンタリーです。

かっこいいなあ。

ほぼ手持ちカメラの2時間。酔った(笑)三半規管やられました。

朦朧とする頭で考えたのは「ドキュメンタリーって難しいなあ」って。

「主戦場」の時も思いましたが、全てを公平に見通すって難しいなと。

今の時代、ちょいと何か言うと「お前○○側の考えなのか」→「炎上」ってことになっちゃう。

僕の業界は言わずもがな。みんな何も言わなくなっちゃった。

仕事なくなっちゃうもんね。

でも表現する仕事って、「自分が世界とどう向き合っていくのか」って軸足がないと成り立たない。

だから作る人の「心の指標」は反映されていくわけで…

 

僕はどこの思想にも権力にも、寄りたくはない。

右でも左でもリベラルでも、カテゴライズされるのは嫌だ。

でも何かしらの「真実」や「事実」は目を背けたくない。

少なくとも、表現者としてみんなが考えるための材料は提案したい。

 

「ジャーナリズム」って…

「ドキュメンタリー」って…

「表現」って…

考えても明確な答えはまだ難しい。「不自由」だ。笑

でもせめて、「個人」とか「少数」が攻撃されない世界がいいよね。

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ヤパン・モカル

あらためて、ロストエンジェルス。

しばらく時間を置いて、しみじみ思い出します。

しあわせな舞台だったなと思うのです。

なんたって、坂口理子脚本、林海象演出ですもんね。

学生時代夢中で観た「夢みるように眠りたい」

まさかその監督の演出ですもんね。

理子さんは剣持オヤジのつないでくれたご縁。

剣持さんとも「父と暮せば」の旅がもう4年になります。

続けてみるもんですなあ。

人生わからんもんです、ハイ。

ミニマムな公演にもかかわらず、オーディションには沢山の人が参加してくれました。

関口まなと、楽駆、二人のタイプの違う息子。

短い時間で、手探りの稽古なのに本当に挑戦を惜しまず稽古してくれました。

きっとこれから活躍していくことでしょう。

 

スタッフ面でもスバラシキ出会いが沢山ありました。

何が財産て、出会いに勝る財産はありませんな。

いやいや、いいチームでし、本当に。

痛感した公演でした。

 

そして何よりお客様との出会い❗️

旗揚げ公演、満員御礼❗️

大感謝です。

 

さて、ヤパン・モカル、次なる旅はどうなりましょうか。

しばしお待ちを。。。。

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セイムタイム ネクストイヤー

11月は札幌で舞台のお稽古の日々です。

東京を離れて、お芝居漬けの状態です。

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ありがたやありがたや。

この度は演出のみですね。

この舞台は、1970年代にバーナード・スレイドという人が書いた戯曲です。

 

1951年2月、北カリフォルニアのとある海辺のコテージ。

ジョージ27歳、ドリス24歳。二人は情熱的な夜を過ごす。たった一つの問題は……二人とも既婚者だったこと!

しかし互いの魅力に心惹かれた二人は、ある取り決めをする。

「年に一回、ここで会おう!」

それから……年に一度の逢瀬と共に25年の歳月を重ねる二人。

お互いの人生の悩み、家庭、子供。様々な会話を重ねるうちに、互いに全てをさらけ出すことができる、かけがえのない存在になっていく…

 

舞台はホテルの1室のみ、非常によくできた脚本です。

映画にもなってアカデミーやらゴールデングローブやらにノミネートされまくった名作ですね。

翻訳の青井陽治氏は僕のお師匠とも言える人です。

その作品を演出…なんぞ、試されております。

師匠の目が天国から光っとります。

キンチョーするなあ。

 

会話が一本の糸のように紡がれていきます。

坂道を上り、谷底に落ち、絡み合ってはまた離れ、まるで音楽のように……

優れた戯曲って文字通り「曲」の如しですなあ。

飛世早哉香(彼女は今回のプロデューサーでもあります)と遠藤洋平が必死になって取り組んでおります。

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二人はMAMでも出てもらっている、俳優たち。

気心も知れているので稽古はのっけからアクセル全開

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遠藤は苦手なLoveシーンも必死で熱演。

この舞台が終わったら、彼はこう言われるでしょう。

札幌一のセクシー俳優。

間違いない。

飛世もキスするわ脱ぐわブラジャー振り回すわ子供は産むわ…

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ただの会話劇ではない、まさにゆりかごから墓場まで!

僕たち生きてますっ!愛し合ってますっ!」って芝居です。

たぶん、観終わったら誰かと手を繋いで帰りたくなる舞台です。

公演HP
https://dtagmd.wixsite.com/orgofa

ご予約は下記より!
https://www.quartet-online.net/ticket/orgofsame?m=0bbjfhd

 

 

 

 

 

 

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「表現の不自由展」の不自由さってどうなの?

「表現の不自由展」が3日で中止になるニュース。

表現の仕事に携わる僕としてはすごくストレスを感じるニュースです。

HPを確認しました。

「表現の不自由展」は、日本における「言論と表現の自由」が脅かされているのではないかという強い危機意識から、組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集め、2015年に開催された展覧会。「慰安婦」問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の文化施設で「タブー」とされがちなテーマの作品が、当時いかにして「排除」されたのか、実際に展示不許可になった理由とともに展示した。今回は、「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」に加え、2015年以降、新たに公立美術館などで展示不許可になった作品を、同様に不許可になった理由とともに展示する。 』

いわゆる人権侵害とか差別とか「人の尊厳を害する」などの理由ではなく、政治的、世相的な配慮で展示不許可になった作品を展示する展覧会、と理解します。

例えば「慰安婦像」云々の問題を深く知りたければ、慰安婦像そのものを国内で見ることができる貴重な機会であったでしょう。

「今の日本では、これとこれがタブーなんだ」ということを列挙して見ることができれば、今の「日本」という国の「ボーダーライン」を知ることができる貴重な展覧会だと思います。

そもそもなんですけど、「展覧会」というものは「それを見たい人が行くもの」です。

展示にはそれぞれテーマがあり、それに共感した人がそれを見に行く、それを知りたい人がそれを見にく。

見たくないだの、反対だのというなら、見に行かなければいい。

展示も自由なら、見に行くかどうかの選択も自由、それが本来の芸術展示のあるべき姿です

それを「展示することが許せない」とか、テロ予告とか、行ってわざわざ紙袋かぶせるとか、ばかじゃねえのって心から思う。

 

プラスもマイナスも、表現は自由であるべきです。

自分と反対の意見なんて世の中に山ほどある。それは混在するから世の中は豊かなのです。

自分の意見と違うものを排除しようとする考え方は稚拙な発想以外の何物でもない。

(そして、猛抗議とかテロ予告とかしている人の主張の大半は、おそらく受け売りで自分の意見じゃないよね)

あまつさえ、市長だの官房長官だのが圧力をかけるような政治的な発言が出てくる。

 

正直、あほか。

 

これは小さな一日の事件かもしれない。

明日からニュースにも上がらないかもしれない(たぶん、もう上がらない)。

でも、表現の自由が大きく後退した、とてもとても恐ろしい事件だと思う

 

津田氏が「テロ予告などに対応できないために中止せざるを得ない」という結論を出した。

とても悔しいと思う。

 

それは意見でも言論でも表現でもなく、ただの暴力

 

ただの暴力が見えない一般民衆を巻き込んで、まかり通ってしまう恐ろしさをひしひしと感じる。

https://www.asahi.com/articles/ASM833DC1M83OIPE003.html?iref=pc_extlink

 

 

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稽古日記@だるま座

毎日MAM×だるま座、2連続公演の熱い稽古が続いております。

「父と暮せば」も「月ノツカイ」も、一枚一枚薄い紙を重ねるように、丁寧に。

僕にとっては何度も上演している慣れ親しんだ作品だからこそ、改めて0から探るように。

その薄い一枚一枚がやがて、厚みのある舞台に成長していきますように。

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よく知っている言葉(台詞)が全く違う人によって語られる時に、新鮮な響きがあります。

「憑依」という言葉がありますが、まだまだ序盤の稽古の中で「ざわっ」とする瞬間がありました。

その「役」が匂い立つように突然「実在」として立ち上がって見える瞬間。

そこに「その人」がいる。そんな風に感じる瞬間…

ざわっ。

 

少しだけ奇跡に近づく瞬間です。

僕らはそんな瞬間を目指して日々稽古を重ねています。

今日は「父くら」明日は「月」、昼は「父くら」夜は「月」。

そんな毎日が続いています。

 

ん?

 

あれ?

…おれ、毎日稽古場にいるんじゃね?

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みんな飛び飛びなんだよね。

…でもおれ、一日中稽古場にいるんじゃね?

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今気がついた。

人の劇団なのに、まるであたしん家。

なんてこった、ぱんなこった

おじさんの悲しいギャグが空ぶる夏。

さらば海。元気でねBBQ。

そんなわけで、夏を捧げた渾身の2作品。

是非とも連続でご覧いただきたい!

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「父と暮せば」

https://www.quartet-online.net/ticket/chichitokuraseba2019?m=0hdjhea

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「月ノツカイ」

https://www.quartet-online.net/ticket/tsukinotsukai2019?m=0hdjhea

 

 

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浅草放浪

今日は朝から浅草放浪である。

観光じゃないよ。「父と暮せば」の小道具の買い出しです。

和物バッグを作るんですよ。

 

これね↓

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問屋が浅草橋に集中しているので、浅草橋から浅草にかけてウーロウーロでございます。

 

しかしない

全くもって木の持ち手どこにもない

 

今どきハンドメイドでこんなバッグ作る人いないのかねえ…

持ち手はないかいなー、持ち手ー…

 

あ、屋形船💓

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いいねえ。記念写真とっとこー…

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いえーい。

いやいやいや、こんな事やってるバヤイじゃない。持ち手ね、持ち手。

 

あ、すごいレアな本屋発見!

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ぶっ壊れそうだよ!ナナメってるよ!

でもそれ以上に置いてある本がレア!

明治大正のものまである!

大正9年の演劇雑誌だって。

うをー、小山内薫が観劇日記書いてる!

買おうか、どうしようか。うーむうーむ…

 

違う違う!持ち手持ち手!

というわけで行く店行く店で「ないねえ」と言われ、そのつど「そんな問屋に心当たりはありませんかねえ?」と聞き込みを繰り返し...

聞き込み得意なんですよ、刑事歴長いんで。笑

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てなわけで、情報の連鎖を頼りに3時間、ついに見つけました!

 

じゃーん!

神田屋さんです!

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売り場に並ぶ木製の持ち手。

やったー!あったー!

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無事目的の持ち手をゲット。

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ざまーみやがれ!

 

美津江、おとったんはやったよ

 

この問屋さんにたどり着くまで、たぶん10キロは歩いたよ。

体重も10キロ減ってくれるといいんだけど。

そうは問屋が卸さない

 

うまいぞ、おれ

 

というわけでクタクタだけど達成感もりもりの浅草放浪でございました。

最後に神谷バー

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懐かしの電気ブラン。好きだったんだよね、「ビニールの城」。

 

こんだけ頑張ってるので、ぜっぴ観に来てくんちゃい

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https://www.quartet-online.net/ticket/chichitokuraseba2019?m=0hdjhea

 

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2019年夏、怒涛の夏、2連続公演じゃ!

ブログはかなりご無沙汰になってしまいました。

さて、今年は夏に剣持直明氏率いる「だるま座」さんとタッグを組んで2週連続公演に挑戦することに相成りました。

一つは毎年のようにやっている井上ひさし氏の名作「父と暮せば」

今までは演出で参加していました、、今年は父親「竹造」役で出演です!

オーディションを経て選ばれた三名の新しい「美津江」とまた新しい「父と暮せば」を作り上げたいと思っています。

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8月15日より!

なんせガチの二人芝居です。

是非とも観に来て頂きたい!

こちらから、お申し込み頂くことができます!
https://www.quartet-online.net/ticket/chichitokuraseba2019?m=0hdjhea

 

そしてもう一本がその一週間後、「月ノツカイ」

こちらは作/演出での参加です。

この作品、上演団体を変えたりして東京で3回、札幌で2回上演されています。

なんというか書き手の手を離れて勝手に成長しておる作品。(笑)

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この度だるま座さんから「是非やりたい」とお話を頂き、自分としては4度目の演出、うーむ・・・「それならば!」と、だるま座バージョンに書き直しました!

この「だるま座スペシャル版」、こちらも是非観て頂きたい!

https://www.quartet-online.net/ticket/tsukinotsukai2019?m=0hdjhea

詳細まで入れちゃうと長文になっちゃうから、それはまた改めて・・・

ともかくこの夏の二本、ちょいと荻窪まで2週連続で納涼ついでにいらしては?

稽古の様子も含めて、ちょいとブログ再開でございます。

ひとつよろしゅう。

 

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子離れっていうのかね

昨年、札幌でも上演させて頂いた「月ノツカイ」

どうしても上演したいという団体があるので脚本提供しました。
演出はこの作品の初演時に出演した戸田悠太。
何年か前にも別な出演者でもある植田靖比呂が自分の企画で上演しました。
かつての出演者にとって「またやってみたい作品」になることは非常にありがたいことです。
 
稽古初日にご挨拶して、あとは先日一度稽古場訪問へ行ってきました。
植田の時は本番だけ観て、稽古場にも行かなかった。
行ったら言ってしまうから、という思いがありました。自分の思い入れで人の現場を荒らしたくなかったからです。彼らは彼らの作り方があるはず。
今回は少しだけ大人になったので(笑)、お稽古を見学してみました。
 
、、、、感動しました。
 
何が感動って、自分の言葉が「自分の想像をはるかに超えた語り方をされている」ことに感動したのです。
僕は書き手と同時に演者でもあるので、書く段階、まして演出する段階では、セリフに対するビジョンが明確です。
「明確」というのは逆に言うと自分のイメージで縛っていることなんだと痛感しました。
作品は僕の子供です。
いっぱい考えて、大切に生み出したものです。だから過保護になる。
人に語られる僕の言葉は生き生きして、僕のあずかり知らぬところで全く違う魅力を放っていました。
 
「書き手の楽しみ方」というのを、あらためて教わりました。
 
 一言一言を大切に語ってくれる演者のみなさん、本当にありがとう。
愛情を持って面倒をみてくれることに心から感謝いたします。
 
こういうの、子離れっているのかね。笑
 
さあ、また書かなくちゃ・・・
お時間のある方は是非。
 
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フランス国王、伊勢神宮ヲ訪問ス

「1789」大阪公演終了後、思い立って伊勢神宮にお参りしてきました。

ちょっと遠かったけど、公演翌日、荷物の整理で空けてた日の午前中
「そうだ、伊勢神宮に行こう!」
(BGM:My Favorite Things)
と、そのまま財布だけ持って電車に飛び乗ってしまいました。笑
お伊勢さんと出雲大社は一度は行ってみたい場所だったのです。
 
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伊勢神宮には外宮と内宮があり、本来は外宮からお参りするのが通例らしいのですが、時間がなくなると怖いので、とりあえず内宮へGO!
とても静かで静謐な空気が流れます。
身も心も洗われる気がしますね。
 
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内宮に到着。
森のはずれにひっそりと建っているイメージです。
華美なものは何もなく、ただただ静か。
手を合わせると、自然に「お参りさせて頂いてありがとうございます」と言っていました。
 
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ここから先は写真不可。
と言っても幾重にも囲まれて正宮(皇大神宮)を見ることはできません。
その秘めた空気感がまたなんとも・・・天照大神。
ツンデレです伊勢神宮。
 
ゆっくり歩いて境内を諸々周り、内宮前の「おかげ横丁」で頂きました。
 
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伊勢うどーん!
濃ゆいタレと太麺のおうどん。
大変おいしゅうございました。
 
そこまで楽しんでもまだ時間があったので、急いで外宮へGO!
 
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17時到着、間に合った!
こちらもここから先は写真不可。
伊勢神宮専用の特別警備の方がいて、ばっちり見張っています。
シークレット感満載。
萌えるぜ、伊勢神宮!
 
そんなわけで2000年の歴史を誇る日本の原点を満喫してきたのでした。
あ、そういえば、おかげ横丁に・・・・
宝くじ売り場はっけーん!✨
 
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まさに神頼み、今しかない、いつ買うの?
今でしょ!
ロト6即買い。
風が吹くぜ、伊勢神宮!!
・・・風はそよとも吹きませんでした。
邪な心には神様は微笑みません。
 
ちなみに、後から伺うとお伊勢様の正宮は「個人なお願いをするところではなく、神様に日頃の感謝を伝えるところ」だそうです。
 ・・・ばりばり個人的なお願いしちゃったぜえ。
おまけに宝くじ当たれー!ってお願いしちゃったぜえ・・・
反省します、精進します・・・
 
おまけ。
ここ100年近く前から建っている旅館だそうです。 
 
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たまたま通りがかったのだけど、大正時代の写真が飾ってありました!
 
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すごいですねえ・・・
帰ってからの荷物の整理が大わらわだったけど(笑)、とても思い出深いお伊勢さん参りになりました。
 
ありがとうございました。

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今日も舞台の幕が開きます

大阪で大きな地震がありました。

被災されて怪我をされた方、亡くなられた方には心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
余震がまだある可能性もあるので、皆様お気をつけください。
 
幸い、僕の宿を取っている地域はあまり大きな被害は出なかったようです。
休演日でしたが劇場も被害を受けていないようなので、公演は滞りなく行われます。
いつものように幕が開きます。
交通機関が万全ではなくて大変かもしれない。
お友達やお身内に怪我をされた方や、お家の中が大変な状態になっている方もいるかもしれない。
それを考えると「今みんな不安な時にお芝居を観るなんて」と思うかもしれない。
 
でもどうか。
お芝居を楽しみに来てください。
こんな時だからやめよう、ではなく。
僕らは全力でお客様を楽しませます。
人はいかなる時も、心から楽しむ権利があるのです。
そのために我々がいるのだと思うのです。
 
僕はよく東北の地震を思い出します。
「あれ」が起きた時は、自分の仕事がいかに無力かを思い知りました。
よく言う「観た人が元気になってほしい」という言葉の空々しさを痛感しました。
そして、被災地にボランティアに行って、ささやかなショーをお見せして、喜ぶお客様に救われました。
一生懸命生きている人ほど、「娯楽」を必要としているのだと思い知りました。
自分の仕事は必要なんだと思えました。
あの体験がなかったら、自分の役者としてのアイデンティティは危うくなっていたかもしれない。
以来、僕は人が日々一生懸命生きている「ご褒美」になるようなものをお見せしなくてはならないと誓ってきました。
それが僕のテーマであり、ものつくりの物差しでもあります。

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