合流して、すぐにばたばたと打ち合わせ。
車の中で移動しながらリハーサル。
二人とも時間のない中で、やりくりして来てくれました。

6時からのステージの前に、どうしても二人に被災場所を見て欲しかったので連れて行きました。
前の日の僕らと同じように、声を失う二人。
マテは何度も「Jesus・・・」と呟いていた。

そして、本日の会場である、紫神社に隣接する「紫会館」へ。
商店街の寄り合いをするような大きさの場所に、30人ほどの方が暮らしてらっしゃいました。
震災当初は、130人の方がいらしたそうです。
(なんと一枚のお布団をお二人で使っていた!)
6時の段階では20名ほど。
ところが、始めたあたりからあれよあれよ人が増え、40人ほどに。
ここもいっぱいになりました。
「西と東」を歌うマテ。
衣裳も持って来て、冷房もない中で汗だくになりながら歌っている彼の姿に、深い誠意を感じた。

ゴンちゃんはさすがに芝居気たっぷり。
歌はもちろん、語りでもお客さんを引っ張ります。
きょんちゃんは相変わらず女性を一手に引き受けて大活躍。
きょんちゃんのミツコに、僕と源が子役で参加。
(あまりに無茶なシチュエーション、許して下さい)
源も2回目はより芸達者な一面を発揮します。
時に切なく、時に強く、歌い上げます。
・・・残念ながら、司会の僕がとっちらかってぐだぐだでした。
しかし、そんな僕のダメさをカバーして有り余る皆のパフォーマンス。
お客様がどんどん歌に引き込まれて行くのがわかりました。
最後、「後ろを振り向かずに」を皆で練習。
これも当初、僕は不安でした。
被災していない僕らが、被災した方々に「後ろを振り向かずに」を一緒に歌いましょうと誘う。
ともすれば、傲慢な事なんじゃないか・・・・
尻込みする僕に、マテが「気持ちはわかるけど、大丈夫、やるべきだと思う」
やってみると、皆さんで一緒に大合唱!
そして、両日ともに、MITSUKOの世界が楽しんで頂けた・・・と、思う。
自分が臆病になっていた事が愚かに思えた。
ミュージカルの力をあらためて痛感した2ステージだった。
そして何度も記念写真。

自治会長さんが、最後にコメント。
「こうして生の歌が聴けたのは、震災から4ヶ月元気に生きて来たご褒美だと思います。
私たちは、これからこの地で生きて行きます。
皆さんも東京で頑張って活動されて下さい。
一緒に頑張りましょう!」
はい、本当に。
こちらが元気を頂いてしまった・・・・
その後、しばしお話を聞くことができた。
流された自宅の屋根で19時間漂流した話。
避難所での暖房と食料の確保の話。
どれも貴重で、決して忘れられない話だった。
皆さんに見送られて、そのまま一路東京へ帰る強行軍。
夜9時過ぎに出発して、東北道に入り、ひた走る。
途中の車内はミツコのカラオケをかけっぱなし。
(だって、それ以外のCD持って来なかったんだもん)
何ステージ皆で歌ったか分からない。(笑)
オールでカラオケのハイ状態。
ある時は合唱し、ある時が物まねで歌い・・・・
最後に源が「拷問だあ・・・・」
皆、僕が眠たくならないように気を遣っていてくれたんだと思います。
ありがたい限り。
おかげさまで無事朝に東京に着。
全員の家を回って、最後に自宅についたのは5時すぎ。
ちょうど48時間。
のべ、1200キロの旅でした。
皆さん、本当にお疲れ様でした。
源やきょんちゃんのツイッターにも写真がいくつかUPされています。
そちらも是非ご覧下さい。
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