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夕焼け

今日はものすごくきれいな夕焼けでした。
こういう夕焼けを見ると、学生時代の友人の言葉を思い出します。
油絵を専攻していた彼は、一緒に夕焼けを見ながら「結局、こういうのにかなわないんだよなあ・・・」と、ぽつり。
自然が生み出した美しさにかなわないのなら、何故我々は芸術を志すのだろう。
帰る道すがら、ずっと議論しながら帰りました。
青いね。(笑)

でもそれ以来、僕の中にはその命題がずっとあるのです。
音楽にしろ、演劇にしろ、美術にしろ・・・・
何故僕らはそれらを必要とし、執着するのでしょう。

仮説は立てたけど、恥ずかしいから書かない。
ふふふふふ・・・・・
でもね、「自分が何故これをやるのか」っていうテーマがあるかないかって大きいのですよ。
テーマの持ちようは個々人それぞれだけどね。
テーマのないところに、きっと感動は生まれない。

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魔法のオルゴール、終幕

千秋楽から数日たってしまいましたが、「魔法のオルゴール」無事終幕致しました。
ご覧頂きましたお客様、本当にありがとうございました。
励ましのお言葉、差し入れの品々、本当に感謝申し上げます。
色々と考えた舞台でした。
原作は100%ファンタジー。
僕の引き出しには、たぶんないものです。
何度も話し合って、作り上げた脚本です。
僕らはお客様に何を提供するのか。
僕らは何をモチベーションの源にしてものを作って行くのか。
(これは震災以降の日本のエンターティメントに課せられた問題だと思います)
毎日稽古場で皆と悩み、挑戦し、叱咤激励し、作り上げた舞台でした。

そして、お客様がこの舞台から何かのポジティブなかけらを感じてもらえたなら、何よりの幸せです。
そして、この出会いが参加メンバーに新たな出会いや、才能の開花や、将来へのビジョンを生んだとしたら、僕はこの上なく幸せです。

ごらん頂きましたお客様。
そして出演して頂いた演者達。
お世話になったスタッフの皆様。
心より、お礼を申し上げます。
本当に、ありがとう!

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この人は今回の僕の歌姫、利花姉。
僕の歌詞をこの人が歌っていると思うだけで感動した。

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打ち上げはバーベキューでした。
夏がないとボヤいた僕の為に、企画してくれた夏打ち上げ!

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初日じゃなくて三日目通信になっちゃった

初日から3ステージを終えました。
本当は初日にブログを更新しようかと思ったのですが、とにかく劇場入りしてからのスケジュールが殺人的で、PCもろくに開けない状態でした。
今日、夜公演のみなので、ようやくブログを更新する時間ができましたよ。
おかげさまで、何とか幕が開き、渋谷の街に妖精が舞い降りる日々が始まりました。
むふふ。

お客様のニコニコするお顔が舞台の上から見れると、こちらもわくわくします。
あらためて、ああ、舞台というのはお客様と作っているんだなあと痛感。
陽月さんは素敵だし、上山君はかっこいいし、利花さんは歌声に涙が出るし・・・・色んな才能が集結した、まるでカラフルな箱詰めチョコレートのような舞台です。
あ、僕もかなり怪しい役で出ております。(笑)
残りのステージも一つ一つ、丁寧に積み上げながら千秋楽を目指したいなと思います。
当日でも入れますので、是非ともお運び頂けたら幸いです。
多くのお客様のお越しを心からお待ちしております!

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魔法のオルゴールHP

芸能ニュースラウンジに記事が載りました。

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偶然は必然の積み重ねだと思うんだよね

9月になりましたね。
ってことはつまり、「魔法のオルゴール」カウントダウンってことです。
ひょひょひょ〜
SIBUYAが見えて来たぜ。

今日は僕が人生訓にしているお話。
この仕事を始めたとき、初めて仕事をした「有名な方」に聞いたお言葉。
「何よりも出会いを大切にしなさい」
出会うには、出会う理由があります。
どんな巡り合わせであっても、そこには必ず理由があるから、それをちゃんと突き詰めて、出会った理由を解き明かす仕事をしなさい。
そう言われました。
そうすると全ての巡り会いの謎が解けるから、自分の道が見えるから、とね。

それ以来、出会いの理由をいつも探しながら仕事をしています。
今回のキャストやスタッフも、もちろんお客様も同じ。
きっと何かの理由に操られて出会っているのならば、その理由は・・・・?
その謎を明かす事が、たぶん僕のテーマなのです。

出会って良かったと思う出会い。
出会って良かったと思う舞台。
出会って良かったと思う言葉・・・・

ひたすら捜すのです。
一見偶然に思えるものにも、きっとそこには必然があるのです。
誰もいない稽古場で、脚本の整理とかしてると、しみじみ思うのです。

今日はちょっとポエマーな俺。

Sbsh1163


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