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寄り添うという事は、難しくて偉大なことね

「隣る人」
とある児童養護施設の記録映画です。
小さな映画なので、単館上映の作品なんですが、観たいなーと思っているうちに、上映館が移っていたり、色々捜していたのでした。
今日やっと観ることができました。
淡々と8年間の記録が綴られて行きます。
何か大きな事件が起きるわけでもない。
ドラマチックな出来事が起こるわけでもない。
あえて言うなら、毎日がドラマチックなんだという事でしょうか。
そこには、愛情を渇望する子供たちと、欠落したものを埋めようとする大人達の、ある意味必死な日々があるだけです。
もちろん、様々な事情の元に両親と暮らすことのできない子供たちなのですから、辛く、苦しい一面もあります。
でもあきらめずに求め続ける限り、きっと「どこかへは辿り着く」という希望や祈りのようなものも強く感じた作品でした。
人間て・・・

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香りがいいのよ、金木犀

金木犀の香りがなかなかによろしく香るようになって来ました。

秋ですねえ。
秋刀魚が美味いの。
そりゃあもう美味いの。
この時期は毎日秋刀魚でいいやと思うね。
食欲の秋。
となれば、芸術の秋。
そんなわけで色んなドラマやら映画やら舞台やら、観ちゃってます。
日本やらアメリカやらヨーロッパやら韓国やら中国やら。
色んな作家がいて、色んな方法論があって、色んな真実があります。
そして・・・・
やっぱりモノ作りたい!
自分の欲求の赴くままにモノ作りたい!
って言うわけで・・・・・
作るぞー!
自分の言葉で、自分の物語を。
観た人に寄り添う物語を。
まだそれは、うにゅうにゅとした、形のないものです。
でも、必ず形にします。
それが自分の仕事だというテーマがあります。
頑張ろう。
それにしても、最近の尖閣・竹島問題はしんどいね。
領土問題は国と国との間に、恒久的に横たわる問題なのだろうけど・・・
それが全ての国交に影響するのはいかがなものかと思う。
僕は「文化」は繋がる為にあるものと思っています。
物事は全て対局、両輪があって成り立つもの。
政治で駆け引きやら闘いやらがあっても、文化が繋ぐから国同士のリスペクトができる。
そんな要素があると思っています。
だから、文化人やスポーツ選手の「行くのをやめた」とか「拒否された」とかいう話を聞くと、悲しくなります。
「島に攻めてくりゃ、船ぶっつけて追い返せばいいんだよ」なんて言ってるより、互いの立場になれば、互いの主張がすごくよくわかるのに。
反目し合ってても、解決なんて見られないのは誰もわかっているのに。
最近、割とリベラルだと思ってた雑誌とかが、右寄りな見出し連発でちょっとびっくり。
もちろん、今の「強い日本」を求める機運や愛国心はわかるけど、都の尖閣諸島買い取りに14億も集まる今、国全体が右傾化して行くようで、僕はとても怖い。
みんな、もっと自分以外を尊敬しようよ。

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夢で迷子

ええと、ちょっとご無沙汰してしまいましたね。

芝居が終わって、ちょっと一息。
次のオリジナルはどんな話を作ろうかなーとか、いろいろ考えていたら哲学的なループにハマっていました。
10月も半ばになるし、ぼちぼち真人間に復活します。
あ、もともと真人間じゃないや。
さて、今日は変な夢を見ました。
夢から覚めても夢、また覚めても夢、次から次へと夢の中に目が覚める、という夢。
そう、まるで「インセプション」!
俺の頭にデュカプリオがダイブして来たのか。
はたまた、そんなタイトルの芝居もあったよね。(観てないけど)
とにかく、そんな繰り返しの覚醒の中でさすがに気づくわけです。
「ええと、これは夢?」
そして、夢の中で色々検証してみました。
夢と現実の違いは何か。
結果、僕の夢にはある傾向(特徴)を発見。
1.10年以上前に死んだ僕の犬「竜太」が出てくる。
2.俳優ではない職業をしている。
おぼろげながら、過去の夢を思い出してみると、結構愛犬が傍らにいたり、違う仕事をしているものが多かったように思う。
それに夢の中だと「ああ、そうそう、こうだった」思い出せる事もあるよね。
不思議な事に起きると思い出せない。
そしてまた夢で思い出す。
昨夜の夢はそんな事のオンパレードで、でもメモしようもないし、これだけは憶えておこうと思ったのが、上記2点でした。
目が覚める瞬間に「忘れないぞー!」と自分に言い聞かせて目覚めました。(笑)
ちなみに病気でやせ細って死んだ竜太は、丸々と太っていて「首輪入らねえぞ!」
そして僕の職業はヘアメイクでした。
きっと先日の舞台でヘアメイクの仕事が華麗で見とれていたせいだね。
きっと何らかの思いや願望が夢になって現れるのだろうけど、そうなると「夢から覚めても夢」、というのは何か意味があるのかな。

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