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松村座長のこと

前回に続いて「父と暮せば」役者紹介シリーズ。

今度は娘、美津江役でnu-ta座長の松村沙瑛子さんです。
彼女と知り合ったのは舞台「反逆児」。
新派という劇団で波乃久里子さんのお弟子だった彼女は、出会った時、子供の役でおかっぱのカツラを付け、まさに動くお菊人形でした。
新派を卒業した後、久しぶりに会った彼女が「これをやってみたいんです」と言って見せてくれたのが、今回の「父と暮せば」でした。
剣持さんを父役として紹介し、話を進めるうちに、僕自身がこの物語に魅了されていて、演出をやることになっていました。
そんなわけで、今回の巡り合わせは、彼女の行動力から生まれたものです。
 
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ただのアンパンマン顔の女優ではありません。
まだ若いのに「自分に何ができて、何ができていないか、そして何をしなくてはならないか」がわかっている、非常に頭のいい女優さんです。
おそらく、新派という劇団での厳しい修行の下で培われたものでしょう。
芸事に関しては、非常に真面目。
すごいアンパンマン顔の女優です。
 
今回は娘役を演じるにあたって、「痩せる!」と決心し、糖質ダイエットに挑んでおります。
(それに関しては必要かどうか、わかりません)
炭水化物を一切取らず、代わりにライオンのように肉をバリバリ食べております。
(それに関してはダイエットになっているのかどうか、わかりません)
 
何より「演じること」が大好きです。
芝居大好きの剣持おとったんと彼女が並んでシーンを作っていると、「お芝居っていいなあ」という気持ちになります。
実はそんな気持ちにさせてくれるお芝居が、僕は何より好きなのです。
「すごいなあ」より、「かっこいいなあ」より、「おもしろいなあ」より、
何より大好きなのです。
そう思わせてくれる女優さんです。
 
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そんなnu-ta公演「父と暮せば」も売切れが出てきました。
11日昼の回が売り切れです。
皆様、お早めのオーダー、お待ちしております!

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