ルイ16世って・・・
僕の演じるルイ16世……どうやらいい人だったようです。
大雑把。(笑)
善王、悪王色々いるけど、この人はどうやら輪をかけて善人、というタイプのようです。
温厚で国民のことを思い、経済破綻しかけてるフランスの財政再建のために外国からスペシャリストを呼んだりと、色々やってます。(失敗しちゃったけどね)
歴史的にはお金の使い過ぎで堕落した貴族階級がフランス革命でやっつけられちゃったみたいな構図になっているけど、この人自身は特に贅沢するでもなく、地味〜に狩猟と錠前作りを趣味にして暮らしていたそうです。
錠前作りって・・・・オタクか?(笑)
無能な王として書かれたりもするけど、人柄は良く、実は民衆にも人気があったみたい。
ただ、王家に生まれ育ったことで、どうしても国民の目線には立てなかったということなのでしょう。結果的には革命が起き、その後に処刑されてしまいます。
愛する妻のマリー・アントワネットは浪費癖を指摘されてるけど、それは自由にさせていた。ベタ惚れだったのね。それに関して、ちょっと面白い話を聞きました。
今のフランスを支える大きな文化はファッションと食文化です。
どちらもルーツはこの時代の貴族階級が、お金をばんばん使って輸入したり研究したことからだそうです。この時代の民衆を苦しめた王家や貴族の無駄遣いが、実は現代のフランスを支えている。
ちょっと不思議な因果を感じる話です。
さて、稽古も大詰め。ラストスパートです。
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