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ゲージツをカンショーするということ。

一昨日はダントンこと上原理生くんの母校の芸術鑑賞で貸切公演。

1000人を超える制服が客席を覆い尽くす様は壮観である。
今までとは全く違うムードの客席、勝手の違いに演じ手としては少々戸惑いながらの本番となりました。
通常の演劇興行は、お客様は基本的に観たくて来ているわけだから、批評性も含めて「しっかり観届けよう」という意思が最初から客席にあります。
当たり前だけど、僕たちはお客様に観ると同時に助けて頂いているんですね。
 
中高生の、もしかしたら初めてお芝居を観る子もいたかもしれない。
幕開きは目の前で起こっている事への戸惑いの雰囲気の方が強かったように思います。
そりゃそうだ。僕も学生時代の芸術鑑賞は、わけもわからずまるっと連れてかれて鑑賞させられたもんね。
「ぽかーん」な感じの男子学生の顔が・・・わかるぞ、うん。(笑)
 
とっさに芝居を少し変えて、ちょっと人間関係をわかりやすく、説明的なセリフは少し立て気味にシフト。(したつもり、笑)
最初は歯車の合わない感じのあった空気感が徐々に温まっていく。
もともとエンタメ性の強い内容だから、食いつき始めるとどんどん集中度が増す。
さすが学生さん、頭柔らかい。
後半は静かなシーンでもしっかり観ている雰囲気が客席から伝わってきました。
 
ゼロからお客様との関係を作っていくという、当たり前の基本に立ち返った一日。
いい体験をさせてもらいました。
 
思えば芸術鑑賞って、もっといっぱいやってもいいよね。
演劇でもオペラでも歌舞伎でも、わけわかんなくても、ばんばん観せちゃえばいい。
きっと記憶の片隅に、何かしらは残っていくのだから。
ひと月一回でもいいくらいだと思うよ。(笑)
文科省頑張ってくれないかな。
 
後輩を前に最後の挨拶のしているリオくんが、超真面目顏で印象的だった。
「いろんな方のおかげで今の自分がある、『おかげ様の精神』を忘れないで下さい」
 
学生さんたちの心に何かしらの種が撒かれて、いつの日かそれが芽吹きますように。
 
今日は夏日!
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コメント

舞台観ました。


パワーのある歌声とダンス、豪華な衣装は見ごたえのある舞台でこれがミュージカルですね。激しいダンスを観ているとこちらのエネルギーを取られそうです。そんな中、てんとう虫と秘密警察の場面は思わず笑い声を出しました。こういうコント仕立て大好きです。


今回は、フランス革命の象徴として知られているルイ16世。権力と力強さではなく、国家統一と平等で苦悩する国王の難しい役柄をしっかりと演じ、役を通して自分の世界観を出しているようで立ち姿には輝きがありました。
厳しい稽古と独自のトレーニング(カラオケ)の結果ですね。この舞台の深い体験がこれから大きく変化するかもしれませんね。


輝きといえば、金色の衣装と靴ですね。ゴージャス。王妃の衣装と互角です。クルクルの髪形もよくお似合いですよ。


東京公演あとわずかですが体調にはお気をつけ下さい。

投稿: 実家 | 2016年5月11日 (水) 13時02分

いつか増沢さんの舞台を見させていただく機会があればと思っています。
増沢さんがおっしゃるように演劇や歌舞伎などの芸術観賞にもっと重点を置いたほうが有意義な学校教育になりそうですね。
こむずかしい勉強をして、いったい何の意味があるのか?社会にでて役にたつのか? 
そんな疑問ばかりが先にたち勉強に身が入らず、理数系のテストで赤点をとった思い出があります(笑)
自分はどの分野に興味があり、将来どんな道に進みたいのかを早い時期から見つけられるように、多くの体験ができるような授業が受けられたら、もっと人材が育ち、未来に夢が持てるでしょうね。 

投稿: コスモス | 2018年5月 6日 (日) 02時32分

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