« 2017年4月 | トップページ

「髪結橋」のオハナシ

「髪結橋のロビン・グッドフェロー」

尊敬する井上ひさし氏が「タイトルが決まれば芝居の良し悪しの7割が決まる」と言っていたような・・・
そんな意味で、このタイトルは僕の考えた戯曲の中でも秀逸のタイトルだったと思う。
そう思ってから書き上げるまでがすごく苦労したホンだけど。(笑)
東京に来てから、東京のルーツのある地名が大好きでした。
「人形町」「馬喰町」「神楽坂」・・・
そんな名前をつけたホンを書きたいと思って、地図を漁っていました。
そしてみつけたのが「髪結橋」。
江戸時代、髪結床が並んでいたのかな。
そんな光景を想像しながら、物語を作った。
 
昔、劇団を札幌でやっていた時代にパンフレットに「小高いところから見る風景が好きだ、その明滅する光一つ一つにドラマがあるように思えるから」と書いた覚えがある。
窓の明かりの分だけ、ドラマがある。
そんな話を作りたかった。
僕らはみんな毎日必死で、何かと戦って、何かから逃げて「ここではないどこか」を目指して生きている。
はたして、そんなところにたどり着くのか、それはわからないけど、でも時間とともに何かは変わり、何かは損なわれて、そして何かは救われていく。
そんな喜びや悲しみや願いを、歌に乗せて語れたら。
なんの変哲もない毎日が、あざやかな色を帯びて見えるかもしれない。
何でもないことが素敵に見えるかもしれない。
 
「真夏の夜の夢」のファンタジーの衣を借りて、愛すべき、たくさんの物語が語られます。
そんな物語の一つを、自分のものにしてみませんか?
お申し込みが集まってまいりました。
ご参加、もっともっとお待ちしてます!
20170424_211502
※前回公演より

| | コメント (1) | トラックバック (0)

「月ノツカイ」っていうのはさ・・・

今秋、MAMは」3連続公演を企画しておりますが、その中から「月ノツカイ」のお話をしたいと思います。

東京に出てきてから、ずっと役者の修行に集中し、劇作は行ってきませんでしたが、本当に久しぶりに「書こうか」と思い立って書いた作品です。
 
Tsuki5_2  Tsuki11
 
自分のルーツに関係した作品をと思って、北海道のお話、それも僕が中学生の時にニュースで大きな話題となった夕張の大きな炭鉱事故の話を下敷きにしました。
「増澤ノゾム」なんてどこの誰?って最初は出演者たちは戸惑ったと思います。笑
それでもワークショップから稽古と、みんな本当に楽しんでくれた(と思う)。
濃密で、とても充実した時間でした。
 
S__1679380 Tsuki8
 
僕が劇作する上で大きなテーマが一つあります。
「人は人と繋がろうとする本能がある」
どんなに人を拒絶しているように見えても、人はどこで人と繋がることを求めていて、それゆえにもがいたり苦しんだり求めたりしながら、時には繋がったり、時にはすれ違ったりしながら日々を重ねて行く…
そんな話を札幌の役者さんとともに作りたい、その第一作が「月ノツカイ」でした。
配役はダブルキャスト。
2015年の春、シアターZOOで追加公演も含めたすべてのステージがほぼ完売。
おかげさまでMAMとしては心に残るスタートが切れた作品でした。
 
 S__1679381 Tsuki6
 
今回再演にあたって、もう一度出演者を募集したのは、「より多くの役者さんと、より多くの舞台を」というMAMのテーマがあるからです。
中には再度出て頂く方もいるかもしれません。
でもとにかくリセットして、作品を見つめ直して、新たなメンバーでこの作品にのぞんでみたいのです。
そんなわけでの出演者大募集。TGR参加作品です。大賞狙います!(よくわかってないけど。笑)
さあ、皆様のご参加、お待ちしています!
Tsuki12 S__1679382
 
オーデション情報・詳細はこちら!
 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2017年4月 | トップページ