« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »

髪結橋のはなし。3

今回はスタッフワークのお話。

MAMは何に恵まれたって、スタッフに恵まれたと思っております。
裏方無くして舞台は成立しません。
 
まず札幌公演当初から、もともと札幌の僕の劇団「P-PROJECT」時代の制作の笹森(旧姓田辺)が色々尽力してくれました。
そのダーリンの笹森さんが初演の照明をしてくれて、今回はそのお弟子さんの竹山さんがプランしてくれた。
とても陰影の効いた明かりを作ってくれたと思います。(それね、言葉で言うよりずっと難しいの)
そしてこの舞台ではないのですが、TGRで特別賞を頂いた「月ノツカイ」の照明は「P-PROJECT」時代からの照明をやってもらっている鈴木さんと干場さんです。
20年以上経っての縁が舞台を作ってくれています。
 
音響はマイクオペレーションも含めて、音屋の大江さんが本来複数人でやる所を一人でこなしてくれました。それってちょいと神業なのです(マイクを貸して頂いたもえぎ色さんにも大いに感謝です)。
 
衣裳の佐々木青はもともと出発点が「P-PROJECT」。
この点数のデザインをこの短期間でよくこなしてくれたと思います。
とてもセンスの光る衣裳でした。
 
Kamiyui21
 
そして舞台セットの高村さんは「月/父くら」からお世話になっていますが、本当に素敵な舞台を作って頂きました。
台組みだけなのに見ているだけでワクワクする舞台セット!感動しました。
たぶん全国的に見ても結構秀逸な舞台セットです。
 
Kamiyui20
そんなスタッフに恵まれて今回舞台が実現できました。
この人たちに頼んで本当によかった!
そして感謝してもし切れない人たちがいます。
まずMAM初の演出助手をしてくれた植津さんと柳さん。
それからその下で働いてくれた制作スタッフの面々。
 
そして、ずっとMAMの舞台監督をやってくれている下澤さん。
 
みんなが奇跡のような仕事でこの現場を支えてくれました。
本当に、本当に感謝。
最後に僕のつたない歌詞に最高の音楽をつけてくれた奥田さんに心より感謝。
そのダジェストをこちらに(ゲネプロ映像)。
いい音楽でしょ?
思い出すわあ…
あ、そうだ。
もうすぐMAM初のDVD発売フォームも作ります。
ひゃー…
 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

髪結橋のはなし。2

キャストのお話です。

札幌と東京でオーディションを行い、知り合いもそうでない人も一律にスタート。
あらためての出会いも、新しい出会いもたくさんありました。
おそらくこれだけバラエティーに富んだカンパニーはないと思います。笑
 
札幌で一緒に劇団をやっていた佐藤や同世代劇団のなるみさん、WSを通して一度一緒にやってみたいと思っていたのしろさん。
歌のスキルを舞台に活かしたいと思っていた、小出さんや田中さん。
MAM出演者のアリテツや遠藤、ケンタ。
 
Kamiyui14
 
オーディションで一目惚れした洋子さん。
「父くら」でおなじみの勝巳さんと松村さんは、「父くら」とは違う魅力を見せてくれました。
克己さんは彼が札幌でミュージカル劇団に所属していた時代に20歳の僕が照明を手伝ったことがあります。笑
 
Img_1401
 
おじさんズ。
これから東京でばりばり仕事をしていくであろう、魅力的な若手の追林さん(東京チームのボーカルリーダーもやってくれた)と真面目で謙虚、芝居がブレない春彦。人以外のものと(?)プロレスする不思議な男、洗史(これがすごい面白いの。笑)
 
Kamiyui04
 
Kamiyui19
 
大劇場で活動している本格ミュージカル俳優の溝渕君。
 
Kamiyui13
 
これは、カットした幻のラブシーン。
ちなみにロバの頭は「メロン熊」でおなじみの吉田ひでお氏作です。
オーディションで出会った瞬間にパックにしか見えなかった長尾さん。
本番中、本当に妖精に見えてきてびっくりした。
 
Kamiyui05
大好きな人外二人。
そして、なんと20年ぶりに舞台復帰することになった、渡辺源五郎。(20代の頃一緒に舞台を踏んで、バイト先まで一緒だった。笑)
彼の長次郎は本当に素敵だった。「演技は人生」を体現していたと思う。
 
Kamiyui15
 
こうしてみると今回は僕の演劇人生の様々なところで出会った、20代から50代までの人たちが一堂に会する、僕の人生の縮図のようなカンパニーだった。
その様々な人々が、劇作の相棒・奥田祐さんの楽曲で様々な人生を語り、歌う舞台。
その光景は見ていて何かとても不思議で、独り勝手に思って悪いのだけど、僕の人生のご褒美のように感じていました。
 
Kamiyui07
 
こんな人たちと出会って生きてきたのだ。
幸せだなあ…と、独り浸りながら本番を過ごしていました。
この物語は、人生の「失ったもの」と「取り戻したもの」のお話です。
登場人物同様、僕も人生の中で色んなものを失い、そして救われてきました。
その失ったものたちが、まだそこにあるかのように感じた瞬間でした。
 
Kamiyui08
 
「世の中にはね、ちょっとした夢みたいなことだって本当にあるんですよ、信じればいいだけ」
この物語の登場人物たち、それを演じた役者たち、すべての人に幸あれ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

髪結橋のはなし。1

「髪結橋のロビン・グッドフェロー」全公演、無事終幕致しました。

お陰様でMAM祭り三連続公演、打ち上がることができました。

これも関わってくれたスタッフ/キャスト、そしてお運び頂いたお客様のおかげです。

本当にありがとうございました。

今回は東京・札幌のキャストが入り乱れてMAM初のミュージカル公演。

起点は7年前、東京の小劇場にこの作品をストレート・プレイとして書き下ろした時に音楽の奥田女史が「これミュージカル化したら?」と提案してくれたことです。その時の「いつかやろう」が実現したのは彼女のおかげです。

彼女の楽曲はどれも作品のストーリーを的確に捉えて、曲が浮き上がることなく物語を紡いでくれました。素晴らしいと思います。

「ミュージカルって突然歌い出すから変じゃん」というよくある感想のお客様はおそらくいなかったのではないかと思います。

9月から東京キャストの稽古を開始。東京と札幌でキャストが別れるため、最後の合わせ稽古まではひたすら互いに代役をしながらのシーン稽古。細かいシーンの羅列なのでキャストの皆さんは頭の中でパズルがなかなか組み上がらずに苦労したと思います。

おそらく稽古内容としては一番やりづらいタイプの舞台だったでしょう。

それでもみんな作品を信じて挑んでくれました。感謝!

本番1週間前の全体通し稽古2回目に、始めて「つながった!」という感覚がありました。その瞬間は演出席で見てて「面白いなあ、これ」って。笑

そこからは怒涛の追い上げ。一気に組み上げて劇場へ突入!

本番、お客様がどんな反応をするのかドキドキしながら見ていましたが、楽しんで頂けた様子でホッとしました。「初めて見ましたが、これがミュージカルなんですね!」という感想がとても嬉しかった。

この舞台は僕にとってとても意味のあるものでした。

なかなかまとまった感想が書けませんが、少しづつ言葉にしていこうかと思っています。

Dsc_0782

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »